まだまだ日本では馴染みの薄い、「アンダーヘアカット」ですが、欧米では男性もエチケットの一つとして認識されているようです。このページでは、文化としての「アンダーヘアカット」とそのメリットについてまとめます。
アンダーヘアカットの文化を知る意味でも、以下の本を一読することをお勧めします。
本のタイトルは『世界一の美女の創り方』。著者はミス・ユニバース世界大会で、2006年に知花くららを世界第2位に。2007年に森理世を世界第1位に導いた立役者である、イネス・リグロン氏。
以下、アンダーヘアカットに関する部分を引用しますので、ぜひ、お読みになってください。
イネスの魔法の言葉29 ビキニラインにかみそりを。
毎年、ファイナリストの新しい女の子たちと出会うたびに私は本当に驚いてしまうの。アンダーヘアの処理をしていないなんて!まるで手入れをしていない状態のままで世界大会に挑んだら、他の国の代表たちのいい笑い者よ。なぜなら、ミス・ユニバースの世界大会では水着もドレスもスピーディーに着替えなくてはいけないの。もちろん、他の代表やスタッフのいる前でね。そんな時にもしパンティーからアンダーヘアがはみ出していたら……。想像するだけでも恐ろしいわ。
みなさんもTバックを履くことを考えれば、当然、アンダーヘアの処理は必要よ。
エステティックサロンでビキニラインの面積を小さくしたり、カミソリでまめに剃ることね。
そしてハサミで長さも短く切り揃えること。うっかり忘れてアンダーヘアでパンティーが盛り上がっているのは、もはや女性とは言いがたい絶望的な状態ね。それにヘアが長いと不衛生だし、パートナーにも失礼よ。アジア人は髪質が太くて黒いのだから、なおのこと丁寧に処理をすること。
イネス・リグロン(2007).世界一の美女の創り方 株式会社マガジンハウス pp.74-75.
フランス語の翻訳なので、不自然な日本語の部分もありますが、「うっかり忘れてアンダーヘアでパンティーが盛り上がっているのは、もはや女性とは言いがたい絶望的な状態ね。」には笑ってしまいました。一つ言えることは、アンダーヘアの処理を行うことは世界では常識となっているということですね。
近代以前の日本では、アンダーヘア処理は"粋な"エチケットだった
医学が未発達の時代、アンダーヘアが長いままでは感染のリスクが高くセックスでヘアが擦れることによる出血・痛みなどのトラブルもあったため、エチケットとして処理が行われていました。
当時は、線香(毛先を丸くするため)や毛抜きで処理しており、「下刈り屋」というアンダーヘアを専門にお手入れする職人までいたそうです。剃刀による処理がほとんどなかったのは、毛先が鋭くなってしまい相手に刺さってチクチクと不快感を与えてしまうからなんだとか。相手を思いやる気持ちから、処理方法にも気を使っていたようです。なんだか“粋"な話ですね。
日本の脱毛文化が消えた理由
アンダーヘアの処理は昭和の初期頃まで続き、医学や公衆衛生の発展とともに、しだいにすたれていってしまったそうです。その背景には、明治維新後、日本古来のふんどしから洋式のパンツへとシフトしていったことも関係あるかもしれません。
その後年月を経て、ワキのムダ毛処理は常識となっているものの、アンダーヘアに関しては無頓着な女性が多いのが実情です。「アンダーヘアのお手入れは恥ずかしい」という認識もあるためか、なかなか浸透していかないのもあるでしょう。
(参考)「アンダーヘア脱毛の歴史・海外の脱毛事情」
http://www.wax-depilation.com/history.html(2016年9月19日)
スポーツの世界に目を向けると
また、オリンピックなどでも水泳選手や体操選手はきちんと毛の処理をしていますよね。水泳選手が試合前に全身の体毛を剃るのは特別だとしても、男子の体操選手。
特にヨーロッパの男子選手の脇がツルツルなのはエチケットとして定着しているからだと思われます。
※2大会連続個人総合金メダリストの内村航平選手のフサフサのワキ毛は、世界的にも有名なようです!さらには、香川選手に代表される、ヨーロッパサッカーでは、アンダーヘアカットを行うのが当然のようですし、そのことを公言しているようですね。
※シャワーを浴びる際に、アンダーヘアが伸びていると、不潔がられてシャワーを浴びることを拒否されるそうです。
プロ野球選手でも、北海道日本ハムファイターズの中田翔選手はアンダーヘアの手入れをしていることが公に知れていますし、これからのアスリートには必須なのかも知れません。
最近では、「ハイジ男子」なる言葉もあるようです
耳慣れない方も多いかと思いますが、「ハイジ男子」なる言葉もあるようです。これは「ハイジニーナ脱毛男子」の略なのだと思います。※ハイジニーナ脱毛とは、V・I・Oラインの毛を永久に脱毛することです。
さすがに、何も毛が生えていないのは、日本人の美意識から考えるとどうなのかと思います。
また、ブラジリアンワックスは男性には痛みが強すぎますし、肌の弱い方には不向きです。当店では、日本古来の手法により、お客さまの好みの長さにカットし毛先を丸めますので、チクチクすることもなく、見た目も自然に仕上げます。
(参考)「ハイジ男子になると良い4理由|男も陰毛を処理する時代に!」
http://n-coozy.com/hygiene-man-2826(2016年9月19日)
今回、ホームページをリニューアルするにあたり、全てのお客さまのカルテに、再度、目を通させていただきました。その結果、オープン前には気付かなかった需要や、お客さまの嗜好をあらためて知ることができました。当店の最大の特徴は、遠く離れたところに住んでいるお客さまのご来店が非常に多いということです。
※「アンダーヘアカット」のサービスを提供するお店が少ないことが、その理由であることは間違いありません。
1. 切実な悩みから
「この不快感を何とかしたい!」という、直接的な理由から、ご来店いただくケースが最も多いです。
- 包茎手術をした結果、毛が擦れて痛いためカットしたい
- 竿部分に毛が絡んで引っ張られるのが不快
- お尻に毛が絡まるのが気になる
- 蒸れるのが気になって
- 自分でカットし失敗してしまった・・・
- アソコを大きく見せたい
2. 他の脱毛方法では合わなかったため
ブラジリアンワックスのお店が都内でも増えているようですが、人によっては合わない脱毛方法なのかもしれません。※予想以上に、ブラジリアンワックスの経験者が多いことに驚きました。
- ブラジリアンワックスを試したら、腫れてしまった
- ブラジリアンワックスでは、痛くてダメだった
- ブラジリアンワックスで、毛嚢炎(もうのうえん)になってしまった
- 除毛クリームで試したら、チクチクして大変だった
3. アスリート系・お仕事での利用
特にマラソンをされる方を中心に、スポーツ愛好者の方のご利用も多かったです。
- ランニング中にVラインが痛いのでカットしたい
- 水泳をやっているので、体毛を短くしたい
- アメフトのスパッツを履くので、無駄毛を処理したい
- 祭りでふんどしを締めるため、綺麗にしたい
- ヌードモデルをするので
4. より嗜好を楽しむために利用
これから遊びに行く前に、"勝負アンダーヘア"に整える方のご利用が多かったです。
※この理由で訪れるお客さまの特徴としましては、お洒落で紳士的な方が多いです。
- アロマエステに行く前に利用
- これから洗体エステに行く
- M性感のお店に行くので
- これから風俗店に行く
- 海外出張のためにカットしたい
- 来週からハワイに行く
- 沖縄旅行に備えて
- タイ旅行に行く前に整えたい
- 遠距離恋愛の彼女と会うので
5. せっかく東京に訪れたので
仕事の出張のついでや、遊びで地方から来たついでに、ご利用いただくお客さまが多いのも当店の特徴です。
- AKBのファンで、秋葉原に来たので寄ってみた
- 実家に帰省するついでに寄ってみた
- ライブを見るついでに寄ってみた
- 野球を観るために東京に来た。
こちらも面白そうなので寄ってみた。
1. 臭い防止
特に暑い時期には蒸れることもあって、臭いが気になる方も多いかと思います。
毛を短くすることにより、蒸れを抑え、清潔な状態を保ちます。
2. トイレットペーパーの消費量が減ります
ウォッシュレットが主流とは言え、お尻の部分を短くすることで、驚くほど紙の消費が少なくなります。
例えるなら、お尻の毛は筆のようなものですからね。
3. シンボルが大きく見えます
毛に埋もれていた根本の方まで見えますので、パートーナーも喜ぶかも知れません。
当店では、頭髪・顔以外の全身の無駄毛処理を行います
「日本にもアンダーヘアカット文化を根付かせたい!」をポリシーに、お陰さまで、オープン以来、多くのお客さまにご利用いただいております。なかなか他人には相談しにくい分野ではありますが、頭髪・顔以外の毛の処理についてお悩みの方は、是非、ご相談ください。